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横浜への珍客②

  • あんだんてぃーの
  • 2017年3月8日
  • 読了時間: 5分

2017年冬、横浜が熱い!!

いや、もういいよって?ごめんね?芸がないの(笑)

というわけで…前回記事に引き続いて、横浜への珍客迎撃第2弾。今回は、純然たる旅客船舶をご紹介しましょう!

今回は2隻まとめて。時期的には前回記事の「ナッチャン」とかぶってたので、同時にご覧になっていた読者諸兄も多いのでは?

【ブルーハピネス】

・定係港:函館

・製造:内海造船 瀬戸田工場

・運用:津軽海峡フェリー

・総トン数:8,800トン

・全長:144.12m

・全幅:23m

(2017年2月28日 横浜港入港)

「ナッチャン」入港につづいて、同日夕刻に横浜港へやってきました。

津軽海峡フェリーの新造船。横浜港への入港は初めての出来事ではないでしょうか?

遠く瀬戸内、因島からの回航を兼ねて、堂々の横浜入港。素晴らしい光景です!

「横浜・さとうのふるさと」と、赤灯台を絡めて、横浜らしい光景が夕暮れ光線とともに撮れたのは、大収穫!

ところで…いっつも気になるんだけども、横浜ってさとうのふるさとなのですかね?それとも横浜「の」さとうのふるさとってことなんですかね?うーん、謎。すんごく謎。

さて、このブルーハピネスは、既にお姉さんが。

「ブルーマーメイド」「ブルードルフィン(二代目)」という同型船がすでにいます。なんとも、長女のお名前が海の安全と平和を守りそうな感じというか、なんというか、はい○り感。

「ブルードルフィン(二代目)」に至っては、初代ブルードルフィンが改装されて「ブルードルフィン2」になって、何故か新造船のほうがナンバリングされてなくて立ち位置が逆転してる名前になってたり、なんともよくわからない感じで非常に興味深いです。

これ、説明するとすんごくややこしいのと、初代ブルードルフィンの船歴にいろいろと関わってくるので、ちょっと割愛させてもらいますね。気になる人はウィッキペリアァァァ先生をご一読ください。よく分からないから。

では、ブルーハピネスを外観から見ていきましょう。残念ながら船内見学に参加できなかったので、外見のお話だけで大変恐縮です。

特徴的すぎません?この船首形状。

喫水線に入ると急に鋭角になるこの感じ。独特です。

ただね、気になるのがもう一つ。船首前部に、線入ってません?

これ、どういうことなんだろう。クラッシャブルゾーンみたいな考え方なのかしら?

この赤い線入れた所。これ。これほんとよくわからないんですよ………

だれか、お船の構造とかに詳しい人、是非なにかしら頂けると助かります…!

正面をドカンと。ここでも例の「線」、くっきり見えてますね…ほんとなんなんだろ。

ファンネルは左舷側にオフセットされていますかね?そんな感じに見えます。

ブリッジ直下の区画は、おそらく「ビューシート」区画。さぞかし眺めがいいことでしょう…!

個人的には、長さの割には思ったより横幅が狭いかなぁ…と。結構スリムな船型してて、私好みです!

ブルーハピネスは大さん橋Cバースへ出船着岸。Dバースには入船で「ナッチャン」が着岸しています。

奇しくも、かつて津軽海峡を結んだ船と、これから津軽海峡を結ぶ船が横浜の地で顔を合わせる、またとない機会となりました。

翌日、2隻揃って見学イベントが実施され、夕刻~夜にかけて出港していきました。

ブルーハピネスは活躍の地、函館へ。今後のご安航を心からお祈りいたします!

さて。横浜への珍客。最後を飾るのもまた、北海道航路のお船です。

あいにくの曇り空となりましたが、これもまた珍しい入港シーンを頂くことができました!

【らべんだあ】

・定係港:小樽

・製造:三菱重工業 下関工場

・運用:新日本海フェリー

・総トン数:14,400トン

・全長:197.5m

・全幅:26.6m

(2017年3月2日 横浜港入港)

これまた、絶対に普段横浜では見ることができないお船です。まさかこのファンネルと船体塗装を横浜で見るとは…

なんともいえない複雑な心境です(笑)

この船も、先日のブルーハピネスと同様、造船所からの回航を兼ねて横浜に入港です。遠路はるばる、下関からようこそ!

そして、今年3月から小樽~新潟航路に就航するこの新型船。同型船の「あざれあ」も鋭意建造中で、今年夏には就役とのことです。

それでは、その独特な船体が特徴の「らべんだあ」、その特徴を外側から見ていくことにしましょう。

一番の特徴は、この船首。垂直船首は、凌波性がどう優れているのかよく分かりませんが…最近のトレンドになりつつあるのかなぁと思います。

日本では「おがさわら丸」での採用に続いて2例目。海外では「アイーダ」シリーズのクルーズ船、更には米軍の機動揚陸プラットフォーム「モントフォード・ポイント」級にも採用されています。

※モントフォード・ポイントに関しては、後日記事で紹介していこうと思います!お楽しみに!

ちなみに、wiki情報ではありますが、垂直船首や動力システムなどにより、航行効率性は10%ほど向上しているそうで。

日本海の荒波に飲まれることを考えると…なかなかに重要なポイントかもしれません、これ。

正面からどかん。ファンネルは中央配置。ブリッジも船体とほぼ同幅になっていますね。

ブリッジ直下の丸窓は関係者以外立ち入り禁止区画、その下の四角い窓はフォワードサロンの模様です。

正面から見るとステムの垂直っぷりはよく分かりません。

大さん橋A/Bバースに着岸したらべんだあ。

垂直船首の影響もあり、スクエアな印象に見えますね。ただ、構造物から流れるように下腹部へ流れていく曲線、なかなかにエロくないですか?エロいですよね!分かってください!

天気が良ければなかなかいい絵になったかとは思いますが…悔やまれます。

横浜港の主、氷川丸と絡めて。

この後、らべんだあは船内見学を実施、3月4日の夕刻に、定係港の小樽に向けて出港していきました。

この船もまた、きっと横浜にもう来ることはないでしょう。どうか、定期航路でのご安航をお祈り申し上げます!

以上、横浜への珍客シリーズ、2回に分けてお届けしました。

思ったより長く、その割に内容が伴わない感じで大変恐縮です…が、なんとなーくその変わった光景を楽しめていただけたのではないでしょうか?

今後も、横浜へ来港する変わった船舶や、日常の光景などをここでお届けできればと思ってます!

…………案外、ずっぷりハマれる沼が横浜港には多いですよ(にっこり)

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